21世紀に入って、早や10年以上が経ちますが、21世紀という時代は、20世紀に私たちが想像していたものとは、いい意味でも悪い意味でも「想像を大きく超えるもの」であることには変わりありません。
そんな21世紀からさらに100年先の世界を予測しようという試みが、2012年1月イギリスBBCの一般公募で行われたそうです。
その名は「100年後の予測20に対する未来学者の回答」。
1990年にアメリカの土木技師、ジョン・エルフレス・ワトキンズ氏が20世紀にあたり21世紀を予測した「100年後の10の予測」に触発されて行ったそうです。
主なものを取り上げますと
○「思考伝達装置の登場」→テレパシー装置が開発され、他人への思考伝達やネットでの保存、共有が可(文章のアイデアが目で見えるのはうれしいけど、知られたくないこともお見通しだ!)
○「天候を制御できるようになる」→竜巻や雨などを制御できる技術が実用化(やっちゃダメですよ~)
○「宇宙エレベーターの実現で宇宙旅行が安価で手軽に」→(「トンネルを抜ければ、そこは宇宙だった」?!)
○「結婚が1年契約方式に」→(シビア…。まぁ、もともと欧米の結婚は契約ですけど)
○「南極大陸の商業利用」→(始まってますけど、地球のおへそはいじらない方がいいと思います)など。地球環境には悲観的な予測も。
○「自然破壊が著しく進むため、ほぼすべての自然の側面に関する博物館ができる」→(イギリス人、博物館好きだな。南極大陸博物館とかできるのかな?)。
○「砂漠が熱帯雨林に」→(技術でできるかもしれないけど、そこまでして天候をコントロールしたいですか?)。
そして希望としては「主権国はなくなり、世界は一つの国家に」→(さすが、ジョン・レノンの歌「Imagine(イマジン)」を生んだ国です)とも。
ちなみに20世紀に21世紀予測をしたアメリカのジョン氏ですが、携帯電話、デジタルカラー写真、戦車、テレビ、調理済み食事(冷凍食品?)、温室野菜は予測が当たりましたが、人口増加を遅くする、超高速鉄道は当たりませんでした。
20世紀から21世紀は技術革新でなし遂げられるものが多いので予測もしやすいのですが、21世紀から22世紀はそう単純にはいかないので、予測がどうなることやら。
残念ながら、結果は天国で見届けることになりますね。それまで地球が存在しているのか…。