私が勤めている会社でお昼休みに聞いた、40代前半の男女のある日の会話から。

やりとりをそのまま抜粋します。
ちなみに二人とも転勤族です。

女「女子ワールドカップ、日本頑張ってほしいですね。普段は女子も含めサッカー見ないけど、地元のクラブチームからも代表選手が出て活躍していますから、気になります。」

男「俺、サッカーって全然興味ないな。女子ということを差し引いても、試合を見ていて熱くなる奴の気持ちが分からない。ただ単にボール蹴っているだけじゃないか。」

女「赴任地のチームから日本代表が出るなんて、そうそうあることではないですよ!」

男「赴任地といっても、俺の出身地でもないし、どうせまた3年ほど経てば、別の土地に異動になるわけだし。そう地元意識はない。もっとも出身地であっても、スポーツには興味がない」

女「じゃあフィギュア(スケート)はどうですか? 競技としてだけでなく、音楽とか、美しさとか見どころはありますよ。私も仙台に赴任するまでは興味がなかったのですが、羽生(結弦)くんが滑るのを実際に見て、彼のファンになりましたし、それからフィギュアが好きになりましたから」

男「確かに俺はクラシック(音楽)は好きだけど、競技自体は滑って、飛んで、クルクル回るだけじゃん。オリンピックとか必死で応援する気が分からない」

女「以前、名古屋におられたのですよね。浅田(真央)選手の行きつけのお店とかご存じですか?」

男「名古屋時代、行きつけにしていた定食屋があって、浅田選手が来ていたことは聞いたことがある。けど、それだけ。」

女「たとえば、試合の前に食べる『真央スペシャル」みたいなのって、あったのですか?」

男「あったのかもしれないけど、興味がないからそんなこと聞いてない」――。

その後、食事をしていた私の方を向いて二人が一言。

「くだらない話だったよね…」と。

人それぞれに興味や関心のあることは千差万別なので、どちらがどうというわけではありませんが、興味や関心が持てるかどうかは、こんなささいなことなのだということが分かり、興味深かったことだけは事実です。